【10月7日 AFP】20MLBは6日、ア・リーグの地区シリーズ(5回戦制)が行われ、タンパベイ・レイズ(Tampa Bay Rays)は先発登板したタイラー・グラスノー(Tyler Glasnow)ら4投手がニューヨーク・ヤンキース(New York Yankees)打線から計18三振を奪うなどし、7-5で勝利した。4本塁打と打線も爆発したレイズは、同シリーズの戦績を1勝1敗のタイに戻した。

 右腕のグラスノーは、5回以上を投げたレイズ投手のポストシーズン記録となる10奪三振をマークしたが、被安打3、失点4、与四球3で降板となった。

 ランディ・アロサレーナ(Randy Arozarena)に2試合連続アーチが生まれたレイズは、マイク・ズニーノ(Mike Zunino)とマヌエル・マーゴット(Manuel Margot)が2点本塁打を、オースティン・メドーズ(Austin Meadows)がソロ本塁打を放ち、プレーオフ1試合での球団最多本塁打タイ記録に並んだ。

 一方、ヤンキースの主砲ジャンカルロ・スタントン(Giancarlo Stanton)は、4回に飛距離約140メートルという特大の3点本塁打をスタンド上段にたたき込むなどし、今ポストシーズンで4試合連続となるアーチを放った。

 スタントンは同一プレーオフにおける連続本塁打記録で、2015年にダニエル・マーフィー(Daniel Murphy)がマークした6試合、2004年にカルロス・ベルトラン(Carlos Beltran)氏がマークした5試合に次ぐ歴代3位タイとなった。

 また、ヒューストン・アストロズ(Houston Astros)はジョージ・スプリンガー(George Springer)に2本のアーチが生まれるなどし、オークランド・アスレチックス(Oakland Athletics)に5-2で勝利。

 フランバー・バルデス(Framber Valdez)が7回2失点で相手投手との左腕対決を制したアストロズはシリーズ戦績を2勝0敗とし、4季連続となるリーグ優勝決定シリーズ進出に王手をかけた。(c)AFP