【10月4日 AFP】全仏オープンテニス(French Open 2020)は3日、男子シングルス3回戦が行われ、大会第1シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)はラッキールーザーのダニエル・エライ・ガラン(Daniel Elahi Galan、コロンビア)に6-0、6-3、6-2で圧勝し、11年連続の16強入りを果たした。

 通算18度目の四大大会(グランドスラム)優勝を目指している2016年大会覇者のジョコビッチにとっては、これがローラン・ギャロス(Roland Garros、全仏オープン)通算71勝目。今季の成績も34勝1敗に更新した。

 試合中には会場のコート・フィリップ・シャトリエ(Court Philippe-Chatrier)に雨が落ち、土を足すスタッフを手伝う場面もあった王者ジョコビッチは、「きょうはかなり安定したプレーができて満足している」とコメント。

 すべてのグランドスラム大会を2度制した半世紀ぶりの男子選手になることを目指す中、4回戦では第15シードのカレン・ハチャノフ(Karen Khachanov、ロシア)と対戦する。

 一方、第5シードのステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas、ギリシャ)は6-1、6-2、3-1とリードしていたところで対戦相手のアリャス・ベデネ(Aljaz Bedene、スロベニア)が足のけがで棄権し、2年連続の4回戦進出を決めた。

 次戦は第18シードのグリゴール・ディミトロフ(Grigor Dimitrov、ブルガリア)と顔を合わせる。ディミトロフもこの日6-1、6-3とリードした時点で相手のロベルト・カルバレス・バエナ(Roberto Carballes Baena、スペイン)が体調不良を理由に棄権し、16強入りした。

 前哨戦のハンブルク・ヨーロピアン・オープン(Hamburg European Open 2020)を制した第13シードのアンドレイ・ルブレフ(Andrey Rublev、ロシア)はベテランのケビン・アンダーソン(Kevin Anderson、南アフリカ)に6-3、6-2、6-3で快勝。

 一度もブレークポイントを与えず、わずか94分で初の16強入りを決めたルブレフは次戦、世界63位のマートン・フチョビッチ(Marton Fucsovics、ハンガリー)と対戦する。(c)AFP