【10月3日 AFP】ワールドラグビー(World Rugby)は2日、2023年W杯フランス大会(2023 Rugby World Cup)のシード決定方式の変更を発表し、開催国フランスは前回覇者の南アフリカとグループステージで同組に入る可能性が出てきた。

 12月14日に仏パリで開催される組み合わせ抽選会でのバンド(シードグループ)は、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)の影響により、当初予定されていた秋のテストマッチ後ではなく、2020年1月1日時点の世界ランキングを基に決められることになった。

 ワールドラグビーのビル・ボーモント(Bill Beaumont)会長は、「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が流行している中で、出場する全チームの公平を期すため、今年初めの世界ランキングを基準に線を引く必要がある。これは異例の事態であり、先延ばしにできないということを皆さんにご理解いただきたい」と述べた。

 トップグループのバンド1には、スプリングボクス(Springboks、南アフリカ代表の愛称)を筆頭に、通算3度のW杯制覇を誇るニュージーランド、前回準優勝のイングランド、そしてウェールズが入った。

 バンド2にはレ・ブルー(Les Bleus、フランス代表チームの愛称)に加え、アイルランドとオーストラリア、そして2019年大会の開催国日本が顔をそろえ、バンド3にはスコットランド、アルゼンチン、イタリア、そしてフィジーが並んだ。

 バンド4と5には予選を勝ち上がった8チームが入り、その顔ぶれは2022年11月までに決まることになっている。(c)AFP