【10月3日 AFP】全仏オープンテニス(French Open 2020)は2日、男子シングルス3回戦が行われ、世界ランキング239位のユーゴ・ガストン(Hugo Gaston、フランス)が2015年大会覇者で第16シードのスタン・ワウリンカ(Stan Wawrinka、スイス)を2-6、6-3、6-3、4-6、6-0で撃破し、16強入りを果たした。

 ワイルドカード(主催者推薦)での出場ながら、地元フランス勢として男子シングルスで唯一勝ち残っているガストンは次戦、準々決勝進出を懸けて全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2020)王者で第3シードのドミニク・ティエム(Dominic Thiem、オーストリア)と激突する。

 ガストンは試合後、「最高だ。夢のようだ。でも気を抜かないようにしないといけない」「興奮状態で疲れも感じるが、まだ体力は残っている」と話し、「自分にプレッシャーをかけず、きょうのようにリラックスしてプレーすることを心がける」と付け加えた。

 この日は世界213位のセバスチャン・コルダ(Sebastian Korda、米国)もペドロ・マルティネス(Pedro Martinez、スペイン)を下して16強入りしており、トップ200圏外の選手の4回戦進出はガストンが今大会2人目となった。コルダは4回戦で12度の大会制覇を誇るラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)と対戦する。(c)AFP