【10月2日 AFP】全仏オープンテニス(French Open 2020)は1日、男子シングルス2回戦が行われ、大会第9シードのデニス・シャポバロフ(Denis Shapovalov、カナダ)は5-7、7-6(7-5)、3-6、6-3、6-8でロベルト・カルバレス・バエナ(Roberto Carballes Baena、スペイン)に敗れた。

 自身初の世界トップ10入りを果たしたばかりのシャポバロフは、世界101位のカルバレス・バエナとのフルセットの激闘を終え疲れ切っているにもかかわらず、この一戦の後同じ日にロハン・ボパナ(Rohan Bopanna、インド)とのダブルスの試合を組んでいた大会の日程は「ゴミ」で「許容できない」と批判の声を上げた。

 先日の全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2020)で四大大会(グランドスラム)では自身最高のベスト8に勝ち残り、今回の全仏オープンでは初の3回戦進出を狙っていたシャポバロフは、「日程の組み方が信じられないくらいひどい。本当にゴミだ」と話した。

「がっかりしている。グランドスラムの舞台で甘えているように聞こえるのは嫌だが、大会側には少しくらい競技する上で手を貸してもらえると期待するものだ」

「5時間の試合をして、これからどうやってダブルスに出ろと言うのか? それにまだ1回戦の試合なのだし、もっとましで簡単な日程の組み方があったはずだ。正直言って、これは許容できない」

 シャポバロフはこの日、2度のサービングフォーザマッチを迎え、一時は勝利まで2ポイントまで迫りながらも敗れ、大会から姿を消すことになった3人目の上位10シード選手となった。(c)AFP/Dave JAMES