【10月4日 CNS】中国文化観光部市場管理局の李建(Li Jian)副局長は9月27日の記者会見で、9月中旬段階で全国の旅行代理店の75.7%にあたる2万9694店が営業を再開し、団体旅行は昨年同期の40%まで回復したと明らかにした。

 新型コロナウイルスが収束に向かい、文化・娯楽市場も回復傾向にある。9月中旬段階で、全国の劇場の36.4%にあたる790の劇場が活動を再開。歌やダンスの娯楽施設は全体の93.2%の4万7600か所が再開した。ゲームセンターなどの遊戯施設も全体の31.7%の4900か所が営業を再開している。

 一方、コロナ禍で広まったインターネットを通じた文化市場は売り上げを伸ばした。今年上半期、オンラインの芸術・文化イベントの営業収入は前年比34.1%増の427.3億元(約6607億円)に達し、インターネット音楽事業の営業収入は18.8%増の87.5億元(約1353億円)となった。

 国慶節と中秋節の大型連休(10月1~8日)について、李建副局長は「観光・旅行業界にとって大きなチャンスだが、新型コロナ対策の面では大きなテストだ」と指摘。経済活動と感染症対策の両立が重要だと強調した。(c)CNS/JCM/AFPBB News