【10月2日 AFP】全仏オープンテニス(French Open 2020)は1日、男子シングルス2回戦が行われ、大会第1シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)は6-1、6-2、6-2でリカルダス・ベランキス(Ricardas Berankis、リトアニア)を一蹴し、大会通算70勝目を記録した。

 2016年大会の覇者で四大大会(グランドスラム)通算18回目の優勝を目指しているジョコビッチは、全仏オープンにおける通算勝利数で(歴代2位の)ロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)と肩を並べたものの、歴代1位のラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)に追い付くにはあと25勝残っている。

 この日は相手が第2セット終了後に治療を必要とする腰のけがに見舞われたことで、わずか1時間23分で勝利を収めたジョコビッチは、「リカルダスはけがであまり動くことができず、第3セットは厳しい戦いになっていた」「だけど、自分としては1回戦と同様に良い感触を得た。この調子を持続していきたい」とコメント。ベスト16入りを懸けた次戦の相手は、ラッキールーザーで世界ランク153位のダニエル・エライ・ガラン(Daniel Elahi Galan、コロンビア)に決まった。

 一方、1回戦ではハウメ・ムナル(Jaume Munar、スペイン)に2セットダウンから逆転勝利を飾った第5シードのステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas、ギリシャ)は、クレーコートのスペシャリストであるパブロ・クエバス(Pablo Cuevas、ウルグアイ)を6-1、6-4、6-2で退けた。昨年ベスト16のチチパスは次戦、世界56位のアリャス・ベデネ(Aljaz Bedene、スロベニア)と対戦する。

 前週のハンブルク・ヨーロピアン・オープン(Hamburg European Open 2020)決勝でチチパスを下し、今季3勝目を挙げた第13シードのアンドレイ・ルブレフ(Andrey Rublev、ロシア)は、こちらもサム・クエリー(Sam Querrey、米国)との1回戦では2セットダウンからの逆転で勝利したが、この日はアレハンドロ・ダビドビッチ・フォキナ(Alejandro Davidovich Fokina、スペイン)を4セットで下し、3回戦進出を決めた。(c)AFP