【10月1日 Xinhua News】中国湖北省(Hubei)武漢市(Wuhan)の観光名所で1800年の歴史を持つ「黄鶴楼」が、今年の中秋節・国慶節連休中(10月1~8日)に夜間開放されることになった。中国では例年、同連休中に旅行客数がピークを迎える。

 黄鶴楼の夜間開放は再建後に一般開放された1985年以降初めて。新型コロナウイルスの感染状況が落ち着き、同市が打ち出した最新の観光振興策となっている。

 旅行会社によると、観光客は黄鶴楼上で月見をしたり、期間中に実施されるショーを観覧したりすることができるという。

 湖北省は8月、新型コロナの感染状況を受けて全国から寄せられた支援への感謝を示すため、国内観光客を対象に省内の主要観光地を年末まで無料開放すると発表した。新型コロナウイルスで打撃を受けた観光業を後押しする狙いがある。(c)Xinhua News/AFPBB News