【9月27日 AFP】ボクシングの世界王者であるジャーモール(Jermall Charlo、米国)とジャーメル(Jermell Charlo、米国)の双子のチャーロ兄弟が26日、米コネティカット州アンキャスビル(Uncasville)で行われた世界戦でともに見事な勝利を挙げた。

 WBC世界ミドル級王者のジャーモールは、挑戦者セルゲイ・デレイビャンチェンコ(Sergiy Derevyanchenko、ウクライナ)の粘り強い抵抗に遭いながらも、多くのパンチを浴びせて116-112、117-111、118-110の判定3-0で勝利。タイトル防衛を果たすとともに、無敗記録を31試合に伸ばした。

 一方、2019年12月にトニー・ハリソン(Tony Harrison、米国)にKO勝ちし、WBC世界スーパーウエルター級のベルトを奪還して以来のファイトとなったジャーメルは、ヘイソン・ロサリオ(Jeison Rosario、ドミニカ共和国)との3団体統一戦に臨むと、8回に強烈なボディーブローでKO勝ちを収め、WBAとIBFのベルトを手に入れた。

 その他の試合では、WBO世界バンタム級王者のジョンリール・カシメロ(John Riel Casimero、フィリピン)が3回TKOでデューク・マイカー(Duke Micah、ガーナ)を下し、初防衛に成功した。

 ルイス・ネリ(Luis Nery、メキシコ)はアーロン・アラメダ(Aaron Alameda、メキシコ)との無敗対決に判定勝ちし、空位になっていたWBC世界スーパーバンタム級のタイトルを獲得した。ネリは連続KOが11戦で途絶えたが、これで戦績を31勝無敗(24KO)に伸ばしている。アラメダは25勝1敗(13KO)となった。(c)AFP