【9月26日 AFP】米カリフォルニア州北部の大学都市バークレー(Berkeley)市議会は今週、スーパーマーケットのレジ横でジャンクフードを販売することを禁止する条例案を可決した。地元メディアによると、都市によるこのような試みは国内初。

 バークレー市議会が全会一致で可決した条例は、健康的な食生活の推進を目的としており、「買い物客が衝動買いをしたり、おやつを欲しがる子どもに親が手を焼いたりしがちな」レジ横の陳列スペースが安価で不健康な食品で占められていると指摘。糖分5グラム、またはナトリウム250ミリグラム以上が添加された製品や、砂糖や人工甘味料が多く含まれている飲み物をレジ横の通路で販売することを禁止している。

 禁止令は来年3月から、人口約12万人の市内にある大型スーパーマーケット25店舗に適用される。

 サンフランシスコ近郊の進歩的な街バークレーは、これまでも健康に向けた取り組みを行っている。2014年にはソフトドリンクへの課税を開始し、昨年行われた調査によると、バークレーの住民によるソフトドリンクの消費量は2017年から半減した。(c)AFP