【9月25日 AFP】欧州サッカー連盟(UEFA)は24日、今シーズンの欧州カップ戦や代表戦でも、1試合の交代人数を各チーム最大5人までにすると発表した。しかし、来年に延期となった欧州選手権(UEFA Euro 2020)については未定だという。

 ハンガリー・ブダペストで行われた執行委員会の後に発表されたこの決定は、今季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2020-21)やヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2020-21)、女子欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Women's Champions League 2020-21)の他、UEFAネーションズリーグ(UEFA Nations League 2020-21)の残り試合、欧州選手権予選のプレーオフ、来年に予定されている女子欧州選手権(UEFA Women's Euro 2021)の予選で適用される。

 新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)により、来年6月から7月に開催されることになった欧州選手権の本大会については「別に決定」が下されるという。

 交代枠5人制は、各クラブが過密日程による負担の増加に対処できるようにするため、長期間の中断が明けた際に導入されていた。

 欧州の多くのリーグでは引き続き採用されているが、イングランド・プレミアリーグは今季、1チームが1試合に交代できる人数を3人に戻していた。

 国際プロサッカー選手協会連盟(FIFPro)は、「新型コロナウイルスのパンデミックによってカレンダーが大混乱に陥ったため、今後数か月で選手が直面することになる前例のない仕事量をしっかりと管理するのに役立つ」と述べるなど、今回の決定を称賛している。

 一方でUEFAは、ネーションズリーグの準決勝と決勝が来年の10月6日から10日にかけて行われ、イタリアやオランダ、ポーランドがその開催地に立候補していることも明かした。

 初回大会となった昨年の準決勝と決勝はポルトガルで開催され、同国がオランダとの決勝に勝利し初の王者に輝いた。(c)AFP