【9月24日 AFP】フランスプロサッカーリーグ連盟(LFP)の規律委員会は23日、5人の退場者を出したオリンピック・マルセイユ(Olympique de Marseille)とのリーグ戦で相手に唾を吐いたとして、パリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)のFWアンヘル・ファビアン・ディ・マリア(Angel Fabian Di Maria)に4試合の出場停止処分を科した。

 マルセイユのDFアルバロ・ゴンサレス(Alvaro Gonzalez)に唾を吐いたディ・マリアの出場停止処分は29日から有効になるため、27日に予定されているスタッド・ランス(Stade Reims)戦ではプレーできるが、その後は11月7日か8日に行われる試合まで出場できない。

 また同委員会は、13日の試合でゴンサレスから人種差別的な発言を受けたというネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)の申し立てについては、30日に調査されることも明かした。

 ゴンサレスの後頭部をたたき退場になったネイマールは「猿」と呼ばれたとしているが、ゴンサレスはこの訴えを否定している。世界最高額選手であるネイマールには、この件で2試合の出場停止処分が前週に言い渡されている。

 さらに同委員会は、ネイマールがマルセイユのDF酒井宏樹(Hiroki Sakai)に人種差別的発言を、ゴンサレスに同性愛嫌悪発言をしていたという疑いについても調査を行っている。

 人種差別を含む差別的発言をしていたことが判明した選手には、最大で10試合の出場停止処分が科される可能性がある。(c)AFP