【9月24日 AFP】米首都ワシントンの最高裁判所で23日、先週亡くなったルース・ベイダー・ギンズバーグ(Ruth Bader Ginsburg)最高裁判事のひつぎが安置され、多くの人が追悼に訪れた。

 最高裁で行われた追悼式には、ビル・クリントン(Bill Clinton)元大統領や、ギンズバーグ氏と共に最高裁判事を務めたソニア・ソトマイヨール(Sonia Sotomayor)氏とジョン・ロバーツ(John Roberts)最高裁長官も参列した。

 ひつぎは24日まで最高裁に安置される。ホワイトハウス(White House)によると、同日にはドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領が追悼に訪れる予定。ギンズバーグ氏はその後の25日、女性として初めて連邦議会議事堂で正装安置される。

 進歩派の巨塔だったギンズバーグ氏の死を受け、トランプ氏は後任を迅速に指名すると表明。トランプ氏は後任人事により最高裁の判事構成を今後数十年にわたり右寄りに傾けることを目指しており、11月3日の大統領選まで残すところ数週間となる中、与野党間の激しい攻防が見込まれている。(c)AFP