【9月23日 AFP】2019年の全米オープン(US Open Tennis Championships 2019)女王ビアンカ・アンドレスク(Bianca Andreescu、カナダ)が22日、今季の残りを全休することを発表した。負傷に悩まされた1年を過ごして、「健康とトレーニング」に集中したいことが理由だという。

 アンドレスクは昨季の全米決勝でセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)を破り、カナダ選手初の四大大会(グランドスラム)シングルス王者となったが、その後の10月に行われたWTAファイナルズ(WTA Finals Shenzhen 2019)で膝を痛めて以来、実戦から遠ざかっている。

 今季の全米も、新型コロナウイルスの感染拡大という世界的な危機の影響も含めた準備不足を理由に欠場していた。

 アンドレスクは自身のツイッター(Twitter)アカウントで「今季はクレーコートシーズンをスキップし、シーズンの残りはツアーを休んで、健康とトレーニングに集中するという難しい決断を下しました」と発表した。

「この結論に至ったのはとてもつらいことですが、それと同じくらい、五輪を含めた2021年を楽しみにしています。この時間を使って自分のテニスに専念し、もっと強く成長して戻ってきたいと思います」 (c)AFP