【9月23日 Xinhua News】中国内モンゴル自治区(Inner Mongolia Autonomous Region)にあるクブチ砂漠は、国内で7番目に大きな砂漠で、面積は1万8600平方キロメートル。地元住民の数十年にわたる取り組みにより緑化が進み、砂漠を横断する道路も建設された。

 かつては砂嵐が猛威を振るい、地元住民が歩く道すらなかったが、ここ数年は植林や甘草(かんぞう)栽培、バイオ土壌改良剤の開発などのプロジェクトが実施されている。

 2019年のデータによると、同砂漠の現在の緑化面積は6千平方キロメートル。緑被率も30年前の3%から53%に高まった。

 人々が安全に砂漠を往来できる高速道路も建設された。道の両脇には植物が生い茂り、遠くから見ると、砂の海に緑の帯が浮かんでいるように見える。(c)Xinhua News/AFPBB News