【9月16日 AFP】英イングランド北西部マンチェスター行きのバスの車内で14日、新型コロナウイルス対策として着用が義務付けられている「顔を覆うもの」として、首と口の周りにヘビを巻き付けた男性が目撃された。これを受けて交通局は15日、「顔を覆うもの」の解釈についてはっきりと説明した。

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 現地紙マンチェスター・イブニングニュース(Manchester Evening News)によると、乗り合わせた客たちは最初、カラフルなマスクを着けているのだと思ったという。

 目撃者の一人は、「最初は、とてもファンキーなマスクを着けているなと思ったが、そのうちそれに手すりをはい回らせたんだ」「車内で迷惑がってる人は一人もいなかったけど、後ろの席の男性が動画を撮っていた。確かに面白かった」と語ったという。

 写真によると、男性は白いTシャツにジーンズという服装で、ニシキヘビとみられるヘビを首と顔に巻いていたが、その下にマスクなどは着けていなかった。

 英国の公共交通機関では、濃厚接触による新型コロナウイルスの拡散を防ぐため、顔を覆うことが義務付けられている。ただし、持病のある人や幼い子どもは例外。

 グレーター・マンチェスター交通局(Transport for Greater Manchester)の広報は、政府がガイドラインで規定する「顔を覆うもの」に当たるのは、マスクやスカーフ、バンダナだと説明。「これに該当するかについて多少は解釈の余地はあるが、ヘビ皮が該当するとは思わない。特にまだ本体に付いている場合には」と述べた。(c)AFP