【9月10日 AFP】(更新、写真追加)レバノンの首都ベイルートの港で10日、大規模な火災が発生した。AFP記者が明らかにした。ベイルートでは先月、大爆発により中心地が甚大な被害を受けたばかり。

 現場には黒い濃煙が立ち上った。軍によると、エンジンオイルと車のタイヤを保管している倉庫の周りに煙が充満しているという。

 出火原因は、現時点では明らかになっていない。

 軍は「消火活動が始まっている。複数の軍用ヘリコプターも参加する」とツイッター(Twitter)で明らかにした。

 ベイルートでは先月4日、肥料として広く用いられている数百トンの硝酸アンモニウムが爆発。中心地が大きな被害を受け、190人以上が死亡、数千人が負傷した。

 平時における同国史上最悪の被害をもたらしたこの大爆発の影響に、市民は依然苦しんでおり、今回の火災を受けて不安が広がっている。(c)AFP