【9月8日 Xinhua News】中国中央電視台(CCTV)はこのほど、中国が2020年末までに、独自開発の北斗衛星測位システム(BDS)用の次世代測位チップを発表すると報じた。

 この22ナノメートルのBDS測位チップは2021年上半期から量産される予定で、自動運転、無人飛行機、ロボットなど高精度測位が必要な分野で活用される見込みだ。衛星測位システムの最重要な構成部品として、ナビゲーション装置の「頭脳」とも呼ばれている。

 また、このチップは複数の全地球測位システムからナビゲーション信号を受けることができ、これによってデータを補強し、より正確な測位・誘導サービスを提供する機能を持つ。これまでのBDS測位チップと比べると、さらに小さくなるが、より高い処理能力と優れたエネルギー効率を備えるという。(c)Xinhua News/AFPBB News