【9月7日 AFP】20F1第8戦イタリアGP(Italian Grand Prix 2020)は6日、決勝が行われ、メルセデスAMG(Mercedes AMG)のルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)はペナルティーを科せられることになったミスについて、自分自身を責めた。

 6度のドライバーズ選手権制覇を誇り、今季もその争いで首位に立つハミルトンは順調にレースをリードし、セーフティーカーが導入された時点でピットインしたが、その際にピットレーンが閉鎖されているとのシグナルを見逃していた。

 この過失に対して10秒間のストップ&ゴーペナルティーが科されたハミルトンは、赤旗中断後にピットに入ると最後尾の17番手でコースに復帰。その後ファステストラップを重ねて、ポイント圏内の7位にまで順位を上げた。

 ハミルトンは「ピットストップでは最高の仕事ができなかった」「正直に言うと、シグナルのボードは見えなかった。その責任は自分が負う。今後に向けてそこから学んでいくことだ」と語った。

「それでも7位に入って、ファステストラップを取って良いポイントを手にできた。最後尾から26秒差で追い上げが可能だなんて思いもしなかった」

 チームメートのバルテリ・ボッタス(Valtteri Bottas)がスタートに失敗する中5番手でフィニッシュしたことで、ハミルトンはポイント争いでその差を47としている。

 また、レッドブル(Red Bull)のマックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)がリタイアに終わったことを受けハミルトンは「もちろんマックスがポイントを取れなかったことはありがたい。全体としては、きょうは大きな負けではなかった」と続けた。(c)AFP