【9月5日 AFP】米カリフォルニア州は、週末の5日から7日の祝日「レーバーデー(Labor Day、労働者の日)」までの3連休に記録的な暑さに見舞われる見込みで、山火事への警戒も高まっている。

 米国立気象局(NWS)は、屋外活動を控えて水分補給を怠らないよう注意を促している。  

 NWSの気象学者で南カリフォルニア地域を担当するフランク・フィッシャー(Frank Fisher)氏はAFPに対し、南カリフォルニア地域全域の気温は5日と6日は平年よりカ氏20~30度(セ氏約11~17度)高くなり、7日は平年よりカ氏10~20度(セ氏約6~11度)高い程度にまで下がるがとみられるが、それでも屋外は非常に暑く危険だと語った。

 フィッシャー氏によると、6日の最高気温はロサンゼルス地域で42.2度、内陸部のウッドランドヒルズ(Woodland Hills)では47.8度まで上がると予想されている。

 カリフォルニア州は8月中旬の熱波と、この3週間で約6000平方キロが焼失した壊滅的な山火事からの復旧途上で新たな熱波を迎えることになる。

 最近の熱波ではネバダ州との州境に近いカリフォルニア州デスバレー(Death Valley)で先月16日に近代的な観測機器によるものとしては地球上で観測史上最高の可能性がある54.4度が観測された。(c)AFP/Jocelyne ZABLIT