【9月6日 Xinhua News】中国科学院空天信息創新(航空宇宙情報イノベーション)研究院はこのほど、最新の植生病虫害リモートセンシング監視・予測システムを発表した。

 新システムは、同研究院の既存の作物病虫害リモートセンシング監視・予測システムをグレードアップしたもので、従来のシステムと比べ、多くのソースやサイズ、モードによる膨大な地球ビッグデータの収集が可能。植生パラメーターの逆解析や害虫の生息環境監視、災害認識・早期警報、農牧業の損失評価などの機能モジュールを備えており、農地や森林、草地などの重大な病虫害を監視・予測する製品がこれまでに開発された。

 同研究院は既に新システムを利用し、世界や中国全土、食糧主要生産地・典型的区域の「植生病虫害リモートセンシング監視・予測報告」を複数回にわたり発表したほか、特集リポート「アジア・アフリカでのサバクトビバッタ被害状況監視・評価報告」を出している。

 同研究院は、このほど開かれた第1回植生病虫害リモートセンシング大会でこの新システムを発表した。大会は「リモートセンシングによる環境に配慮した植物保護支援」をテーマとし、病虫害のリモートセンシング監視・早期警報について、研究の発展の方向性を模索した。(c)Xinhua News/AFPBB News