【9月2日 AFP】デンマーク政府は1日、性犯罪関連法を改正し、暴力ではなく同意の有無に基づきレイプと判断する方針を発表した。

 ニック・ヘケロップ(Nick Haekkerup)法相は、「レイプには強制と暴力が存在しなければならないとする法制度から、同意がなければならないとする法制度にわれわれは移行する」と記者会見で述べた。

 また、性的パートナーは自身の同意を言葉で、あるいは状況に応じて「間接的に」伝えることができるとし、「性的言語は言葉を超えることができる」と説明した。

 法改正については議会で半数以上の支持を得ており、年内に可決される見通し。

 同様の法律はスウェーデンで2018年から施行されている。昨年同国でレイプ罪により有罪判決が下されたのは333件と、施行前の2017年と比較して75%増加した。(c)AFP