【8月19日 CNS】中国自動車工業協会(CAAM)の11日の発表によると、7月の中国ブランド車のシェアが前月比でプラスとなり、低迷期から回復した。ただ、販売台数や輸出台数は新型コロナウイルスの影響で前年同期に比べ大幅に落ち込んでいる。

 7月の国産ブランド車販売台数は58.5万台。全自動車販売台数に占める割合は前月より1.7%増の35.1%となり、3月から続いた下落傾向を脱却した。国産ブランド車のうちセダン、スポーツタイプ多目的車(SUV)、ミニバンのシェアはそれぞれ19.1%、45%、64.9%で、いずれも前月よりシェアを伸ばした。

 一方、1~7月の国産ブランド車の販売台数は343.4万台で、前年同期比25%減と大幅に落ち込んだ。シェアも3.2%減の36%。セダン、SUV、ミニバンのシェアはそれぞれ18.3%、47.9%、66.7%で、前年同期より下落傾向となっている。また、外国ブランド車のうち、日本のブランド車の販売台数は微減にとどまっているが、他の外国ブランド車はパーセンテージで2桁台の下落となった。

 中国からの自動車輸出も厳しい状況が続いている。1~7月の輸出台数は前年同期比21.2%減の44.8万台。このうち商用車の輸出台数は36.3%減だった。(c)CNS/JCM/AFPBB News