【8月15日 AFP】欧州連合(EU)各国の外相は14日、アレクサンドル・ルカシェンコ(Alexander Lukashenko)大統領が強権支配を続けるベラルーシで大統領選後に行われた反政権派弾圧に対する措置として、新たな制裁の対象となる個人・団体のリストを作成することで合意した。

 外相らがテレビ会議を終えた後、EU当局者は「各外相は弾圧の責任者に制裁を科すことで一致し、対象者名のリストが作成される」と説明。スウェーデンのアン・リンデ(Ann Linde)外相もツイッター(Twitter)への投稿で「EUは、(ベラルーシの)選挙に関連した暴力、逮捕、不正の責任を負うものに対する制裁の手続きを開始する」と述べた。

 リストの作成後、制裁の対象となる個人・団体は各加盟国が個別に承認する必要があるが、当局者らによれば27加盟国の中で制裁に反対した国はなかった。(c)AFP