【8月14日 AFP】パレスチナ自治政府は13日、アラブ首長国連邦(UAE)がイスラエルとの国交正常化に合意したことへの抗議として、パレスチナの駐UAE代表を「即座に」召還すると発表した。

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 パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)を実効支配し、パレスチナのマフムード・アッバス(Mahmud Abbas)議長が率いる最大組織ファタハ(Fatah)と対立するイスラム原理主義組織ハマス(Hamas)も、イスラエル・UAE間の合意を受け入れていない。

 ハマス関係筋によれば、両者間の対立関係にもかかわらず、国交正常化合意の発表後にアッバス議長とハマスの指導者イスマイル・ハニヤ(Ismail Haniya)氏が協議したという。同関係筋は、「パレスチナの全勢力は一丸となり(イスラエルとの)国交正常化を拒否する」と述べた。(c)AFP