【8月14日 Xinhua News】中国電子商取引(EC)大手アリババグループ(Alibaba Group)傘下の生鮮スーパーマーケット「盒馬鮮生」がこのほど、中国上海市に朝食専門店「盒小馬」を6店舗オープンした。

 アプリで注文して店先に設置されたロッカーで受け取る仕組み。責任者の李賢(Li Xian)氏によると、各店舗の平均面積は30平方メートル以下で、全店舗に最大24件の注文を1度に保管できる受け取りロッカーを設置した。使用時間は1件の注文につき平均わずか130秒。朝のピーク時間帯の1店舗当たりの注文件数は最大500件を超える。年内に市内の地下鉄駅沿いに80店舗出店し、市中心部のオフィスビルや商業エリア、住宅密集地をカバーするとしている。

 市民に朝食をしっかり食べてもらうための「朝食プロジェクト」を展開する上海市はこのほど、「わが市の朝食プロジェクト建設を一段と推進することに関する意見」を公布し、「各種の革新的な朝食供給スタイルを支持する」との方針を示した。人工知能(AI)や第5世代移動通信システム(5G)などを活用した「オンライン新経済」の台頭で、上海市民の朝食に「テクノロジー感」がもたらされている。(c)Xinhua News/AFPBB News