【8月7日 AFP】ロンドン・マラソン(London Marathon 2020)の主催者は6日、新型コロナウイルスに関する規制により、今年の大会ではエリートランナーだけが出場すると発表した。

 大会の公式サイトで、「男子と女子および車いすのエリートランナーのみが、セント・ジェームズ・パーク(St James's Park)内に囲われた安全な生物圏の周回コースに臨むことになる」と明かされた。

 10月4日に行われるレースでは、非公式ながら男子のフルマラソンで史上初の2時間切りを達成したケニアのエリウド・キプチョゲ(Eliud Kipchoge)とエチオピアの強豪ランナーであるケネニサ・ベケレ(Kenenisa Bekele)による待望の直接対決に注目が集まっている。

 同大会のタイムは、1年後に延期された2020年東京五輪の出場資格にも反映されることになっている。

 ロンドン・マラソンは当初4月に開催される予定だったが、英国中で新型コロナウイルスの大流行が発生したことから、レースは延期されていた。

 英国ではウイルスの第1波は収束しているものの、大規模な集会は禁止されるなど現在も制限措置は続いており、ランナーがロンドン中心部の公園を19.8周する今年のレースは無観客で開催される。

 マラソン界の6大「メジャー大会」の一つとして知られるロンドン・マラソンは、昨年は約4万3000人のランナーが参加した。(c)AFP