【8月4日 Xinhua News】中国広西チワン族自治区(Guangxi Zhuang Autonomous Region)柳州市(Liuzhou)三江(Sanjiang)トン族自治県古宜鎮(Guyi)の江川小学校は2日、夏休みを前に修了式を行い、学業優秀で品行方正な児童200人余りに賞品として1人約1キロの生きたコイを贈った。

 同校は昨年2月の創立で、移住・転居による貧困救済事業移住者向け居住地である南站(なんたん)社区(コミュニティー)の子ども800人余りが通っている。同校が優秀な児童に鮮魚を贈るのは今回が3回目となる。また同県独峒鎮(Dudong)の知了小学校では、優秀な児童全員に新鮮な豚肉を贈っている。

 両校がある三江トン族自治県は中国が貧困脱却政策を進める重点県で、トン族や漢族、ミャオ族、ヤオ族、チワン族など各民族が住んでいる。江川小学校の李暁雪(Li Xiaoxue)副校長は、生きたコイには「毎年ゆとりある生活を送る」「コイの滝登りのように立身出世」の意味があり、子どもたちに明るい未来があるよう願いが込められていると紹介した。(c)Xinhua News/AFPBB News