【8月3日 Xinhua News】中国甘粛省(Gansu)甘南チベット族自治州夏河県(Xiahe)は、チベット生薬が広く分布し、薬材資源に恵まれた地区として知られる。同県蔵医(チベット医学)医院が使用する280種余りのチベット生薬製剤は、その5割以上が自製したもので、年間生産量は10トン以上に上る。

 同地では、毎年6月中旬~7月下旬がチベット生薬の収穫期に当たり、同病院は医療従事者を集め、標高4千メートルを超える高地で生薬の識別と採取を行っている。採取した生薬は、選別、洗浄、乾燥処理および現代技術による抽出、分離などの工程を経て、チベット生薬製剤になる。(c)Xinhua News/AFPBB News