【8月3日 Xinhua News】中国商務部の高峰(Gao Feng)報道官は7月30日、オンラインで開かれた定例記者会見で、今年上半期(1~6月)のオンライン小売額が前年同期比7・3%増の5兆1500億元(1元=約15円)と、伸び率が4カ月連続で拡大し、6月単月では18・6%に上ったことを明らかにした。中国では上半期に電子商取引(EC)が大きな活力と高い強靱(きょうじん)性を示したとし、オンライン小売市場の特徴を次のようにまとめた。

 ▽オンライン小売りが消費市場の「安定装置」になっている。1~6月の物品のオンライン小売額は前年同期比14・3%増の4兆3500億元。

 ▽「ECショッピングフェスティバル+消費クーポン」などの販促手法が消費回復を力強く促した。

 ▽ライブコマースがEC成長の新たなエンジンになっている。

 ▽越境ECが急成長、大きな役割を果たしている。

 ▽農村・農業ECが貧困対策、農村振興に役立っている。

 高氏は、下半期(7~12月)は全国的な生産・生活の再開に伴い、オンライン小売市場が引き続き急成長を保つと予測。引き続き「非接触エコノミー」の強みを生かし、消費促進、貿易の安定化、雇用拡大、民生改善などの面でより大きな役割を果たしていくとの見通しを示した。(c)Xinhua News/AFPBB News