【7月23日 AFP】米大リーグ(MLB)のトロント・ブルージェイズ(Toronto Blue Jays)は22日、ピッツバーグ・パイレーツ(Pittsburgh Pirates)の本拠地使用が認められなかったため、開幕が間近に迫る今季のホームゲーム代替球場探しが急務となっている。

 新型コロナウイルスの影響による米国・カナダ間の出入国制限によって、ブルージェイズは今季ホームゲームで本拠地ロジャーズ・センター(Rogers Centre)を使用できない。この日ブルージェイズは、ホームゲームの大半をPNCパーク(PNC Park)で行うことでパイレーツと合意間近と報じられたが、ペンシルベニア州保健当局の許可が得られず破談となった。

 短縮となった2020シーズンは23日に開幕。ワシントン・ナショナルズ(Washington Nationals)対ニューヨーク・ヤンキース(New York Yankees)、ロサンゼルス・ドジャース(Los Angeles Dodgers)対サンフランシスコ・ジャイアンツ(San Francisco Giants)が同日に行われるが、ブルージェイズは現時点でホームゲーム開催地が決まっていない。

 ブルージェイズは24日にロードでタンパベイ・レイズ(Tampa Bay Rays)との開幕戦に臨み、29日にはナショナルズを迎えてホーム初戦を行う予定となっている。

 パイレーツの球場が候補から外れたため、ブルージェイズはボルティモア・オリオールズ(Baltimore Orioles)の本拠地オリオール・パーク・アット・カムデン・ヤーズ(Oriole Park at Camden Yards)使用に向けて交渉に臨む可能性があると、地元紙ボルティモア・サン(Baltimore Sun)は報じている。

 ブルージェイズが今季のホームゲーム開催地を見つけられなかった場合、相手チームの球場をホーム扱いで開催する可能性も検討されているという。(c)AFP