【7月17日 AFP】英ロンドンの地下鉄車両内に出現した、新型コロナウイルスとの闘いをテーマにした英覆面ストリートアーティスト、バンクシー(Banksy)の最新作について、ロンドン市交通局(TfL)は「数日前」に除去していたことを明らかにした。

【写真特集】英国の覆面アーティスト、バンクシーの作品

 バンクシーは14日、ソーシャルメディアに「マスクをせよ、さらば与えられん」と題した動画を投稿。動画では、つなぎの作業服姿のバンクシーが地下鉄の車内で、くしゃみをし青い飛沫(ひまつ)をまき散らすネズミなど、おなじみのネズミのステンシル画をスプレーペイントで描く様子が捉えられている。

 TfLはAFPに対し、作品は厳格な落書き禁止方針に従い「数日前」に除去されたと説明。ただしバンクシーがメッセージ性のある作品を「適切な場所」に再び描くことは歓迎するとした。

 TfLの広報担当者は「マスクの着用を人々に呼び掛ける考えをわれわれは、高く評価している。われわれの交通ネットワークを利用する客の大半がマスクを着用している」と述べている。(c)AFP