【7月16日 Xinhua News】中国広東省(Guangdong)で唯一の島しょ県、南澳県(Nanao)は昨年末から、付近の海域で生態養殖の取り組みを開始、新しいエコ浮き球の使用を進めた。同海域では現在、色とりどりの透明な浮き球の列が太陽の下で光り輝き、海上の虹の帯のような景色が広がっている。

 同県の漁民は以前、カキの養殖に発泡スチロール製のフロートを多く使用していた。発泡スチロールは波の衝撃に対する耐性が低く、日光を浴びると黄ばんで劣化しやすい。寿命は短く、壊れると回収が難しく、プラスチック公害「白色汚染」を引き起こしやすいという問題があった。数カ月にわたる取り組みを経て、今では従来からの養殖エリア全体が、色とりどりのエコ浮き球養殖場へと姿を変え、地元のエコツーリズムにおける人気スポットとなっている。(c)Xinhua News/AFPBB News