【7月16日 Xinhua News】中国長江、黄河、瀾滄江(らんそうこう)の源流域、三江源地区に位置する青海省(Qinghai)玉樹チベット族自治州(Yushu Tibetan Autonomous Prefecture)は、青海チベット高原における重要な牧畜業基地で、家畜数は200万頭を超える。地元政府の指導の下、同自治州は206の新型農牧民合作社(協同組合)を設立、自然災害対策やヤクの出荷率向上などに重要な役割を果たし、牧畜民の収入増を後押ししている。

 同自治州は良質な冬虫夏草の産地でもあり、業界では「中国の冬虫夏草は青海を見よ、青海の冬虫夏草は玉樹を見よ」と言われている。三江源の農牧民は、毎年5月末から冬虫夏草の収穫の最盛期を迎える。冬虫夏草一本一本が農牧民の生活の希望となり、牧畜民の収入源を多様化させている。(c)Xinhua News/AFPBB News