【7月15日 Xinhua News】中国の王毅(Wang Yi)国務委員兼外交部長は14日、フィリピンのロクシン外相とビデオ会談を行った。

 王毅氏は南中国海問題における中国の原則的立場を説明し、次のように指摘した。中国と東南アジア諸国連合(ASEAN)各国の共同の努力で、南中国海情勢は全体的に安定を維持している。中国は引き続きフィリピンを含む地域各国とともに、対話・協議を通じ、海上問題を処理し、「南中国海における関係国の行動宣言」の厳守を踏まえ、拘束力のある「南中国海行動規範」について早期に合意し、南中国海の平和と安定を共に守る。海上問題の処理で、われわれは共に前を向くべきで、過去に戻るべきではない。

 ロクシン氏は海上係争が両国関係のすべてではなく、両国の友好に影響を与えるべきではないとの見方を表明。フィリピンは二国間の友好的協議で南中国海の係争を解決し、海上協力を積極的に推進し、南中国海の平和と安定を共に守ることを願っていると述べた。(c)Xinhua News/AFPBB News