【7月14日 AFP】シカゴ・マラソン(Bank of America Chicago Marathon 2020)の主催者は13日、史上2度目となる大会の中止を発表した。

 新型コロナウイルスの影響により、すでに世界中で複数のメジャー大会の中止が決まっていたことから、今回の決定は広く予想されていた。

 今年で43回目を迎えるはずだったシカゴ・マラソンは10月11日に開催が予定され、約4万5000人の参加が見込まれていたが、大会ディレクターは参加者とボランティアの安全を考慮し、今回の決定を下したと明かしている。

 シカゴ・マラソンは、東京マラソン(Tokyo Marathon)、ボストン・マラソン(Boston Marathon)、ロンドン・マラソン(London Marathon)、ベルリン・マラソン(Berlin Marathon)、ニューヨークシティマラソン(New York City Marathon)と並ぶ世界6大マラソン大会の一つ。

 しかし今年は、東京マラソンがエリートと車いすのみで3月に開催されたが、他の大会は4月から10月に延期となったロンドン・マラソンを除き、すべて中止となっている。

 シカゴ・マラソンが前回中止になったのは1987年で、そのときはスポンサーを失ったことが理由だった。(c)AFP