【7月6日 AFP】新型コロナウイルスの流行に世界が奮闘する中、韓国の首都ソウルで4日、ドローン300機が夜空を彩り、医療従事者らへの激励と感染予防を促すメッセージを送った。

 イメージを形成するようプログラミングされたドローン300機が、ソウルを流れる漢江(Han River)上空で突如パフォーマンスを繰り広げた。

 10分間のショーは、マスク着用や手洗い、他人と2メートルの距離を維持することなどの重要な予防措置を再度呼び掛けるメッセージから始まった。ドローンはウイルス粒子とマスクのイメージや、手と水滴のイメージなどを夜空に描いた。

 その後、流行の最前線で闘う医療従事者や、ウイルスとの闘いで一致団結する韓国国民へ感謝を伝えるメッセージに切り替わり、ハートの横に「THANKS TO YOU(あなたに感謝)」との文字を描いた。すると今度は、「頑張れ、大韓民国」のメッセージと共に朝鮮半島のシルエットを描き出した。

 国土交通省によると、政府主催のこのショーは、感染拡大のリスクを考慮して事前告知されなかった。(c)AFP