【7月2日 AFP】フランスで、製薬大手サノフィ(Sanofi)の抗てんかん薬「デパキン(Depakine)」を服用した妊婦から障害のある子が生まれたと3家族が訴えていた裁判で、裁判所は2日、国の責任を認め、賠償を命じた。

 原告側の訴えによると、妊娠中にデパキンを服用した母親から生まれた子に、先天性形成異常や自閉症、学習障害があることが分かったという。

 また裁判所は、サノフィや、デパキンを処方した医師らにも責任があるとの判断を示した。

 デパキンをめぐる問題では、これまでの複数の研究で、1万5000人から3万人の子どもに影響が出たとされる。(c)AFP