【6月26日 AFP】イラク治安部隊は、米関係先を狙ったロケット弾攻撃を実施してきた容疑者らに対する強制捜査を初めて実施し、一晩で親イラン派組織の構成員13人を拘束した。イラク当局者3人が26日朝、AFPに明らかにした。

 対テロ部隊(Counter-Terrorism Service)の精鋭が、首都バグダッド南部にある親イラン派の強硬派組織「神の党旅団(カタイブ・ヒズボラ、Kataib Hezbollah)」が使用する建物を強制捜査。構成員13人を拘束し、ロケットランチャー複数を押収した。

 イラクでは昨年10月以来、基地や米大使館、米石油会社をはじめとする米関係先を狙ったロケット弾攻撃が約30件起きている。

 米国はロケット弾攻撃を実施したのは神の党旅団だと非難し、報復攻撃を2回実施。神の党旅団に対してより厳格な措置を取るようイラク政府に圧力をかけていた。(c)AFP