【6月25日 AFP】英国選手のみが出場する男子テニスのエキシビション大会「バトル・オブ・ブリッツ(Battle of the Brits)」は24日、2日目が行われ、シングルスではアンディ・マレー(Andy Murray)がカイル・エドモンド(Kyle Edmund)に7-6、6-7、5-10で敗れた。コンディションを取り戻しつつある元世界ランキング1位のマレーは、まだ「高いレベル」でプレーできると主張している。

 昨年11月に骨盤を負傷し、これが復帰後の2試合目となったマレーは、素晴らしい動きと持ち前の粘り強さで第1セットをものにしたが、無観客となったロンドン近郊ローハンプトン(Roehampton)の会場でエドモンドに逆転負けを喫した。

 マレーは「正直に言って、試合の結果は気にならない。このような試合の後だから、腰に問題がなく、しっかりと立て直すことができればいいのだが」と振り返った。

「腰の状態が良ければ、今後数か月で自分のテニスは良くなっていくだけなのは分かっている。一貫した練習ができればの話だけれど」

「そうなることを願っているし、腰の感覚は良い。きょうのようにプレーし、いくつかのことを改善したり磨いたりすれば、高いレベルのテニスができるだろう」

 けがの多いマレーはラウンドロビンの第3戦でジェームズ・ワード(James Ward)と対戦する予定で、準決勝に進むには勝利が必要となる。

 しかし、ベストな状態で全米オープン(US Open Tennis Championships 2020)に臨むという計画を立てているマレーは、すでにより長期的な目で見ている。

 8月に行われるシティ・オープン(Citi Open 2020)でツアー復帰を果たすとみられている四大大会(グランドスラム)通算3勝のマレーは、「連続で大会に出場するのは避けるつもり。グランドスラムに向けてコンディションを整えるのが最優先」と語った。(c)AFP