【6月19日 AFP】ルマン24時間耐久レース(Le Mans 24 Hour Race)の主催者は17日、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)によって6月から9月19、20日に延期となった今年の大会について、4日間に「圧縮された」新たなスケジュールを発表した。

 ルマンの主催者であるフランス西部自動車クラブ(ACO)は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)によって経済面で苦難を強いられているため、チームコスト削減を目的とした措置だと述べた。

 レース前の定期車検が終わると、62台のマシンは「木曜日(9月17日)のフリー走行に進み、その夜には1回目の予選が行われる。金曜日(同18日)にもフリー走行が予定されており、予選が締めくくられる」とACOは明かした。例年であれば、大会に関連する活動は1週間かけて行われる。

 88回目を迎えるルマンの本戦は19日午後2時30分(日本時間同9時30分)に始まり、24時間後にフィニッシュとなる。

 ACOによれば、例年であれば約10万人が集まる観客については6月30日に追って発表されるという。

 なお、8月29、30日に予定されていたルマンの二輪部門は無観客で開催される予定。(c)AFP