【6月17日 AFP】陸上競技の不正防止機関「アスレチックス・インテグリティ・ユニット(AIU)」は17日、男子100メートルの現世界王者クリスチャン・コールマン(Christian Coleman、米国)に対し、薬物検査を受けなかったため、暫定の出場停止処分を科すと発表した。

 AIUはコメント文で、第17回世界陸上ドーハ大会(17th IAAF World Championships in Athletics Doha)の100メートル王者コールマンは「いかなる活動および競技会への参加も一時的に禁止される」としている。

 米短距離界のスター選手であるコールマンは、居場所に関するルールに過去3回違反し、昨年はかろうじて処分を逃れていたが、昨年12月9日にも同じ違反を犯していたことが明らかとなり、処分に直面していた。コールマンは最大2年間の出場停止を受ける可能性があり、そうなれば2021年の東京五輪出場も不可能になる。(c)AFP