2020.07.08

CARS

【メルセデス・ベンツ300TE(1992) 長期レポート ♯28】古き良きものを訪ねる旅

こちらは小林昌良さんが経営するアメリカン・テイストあふれるレストラン「グーギーズ」。まるでアメリカン・グラフィティ。

過去13年間分の雑誌記事をWEBで再掲載している連載です。毎週水曜日12時更新。


***


古き良きものを訪ねる旅


指先が痛くなるほど寒い日でも44号車の3リッター直6は一発で目覚め、吹け上がりもスムーズだ。古くてもいいものはいい。調子がいいので遠出をした。本誌の取材(2010年9月号)をきっかけに、懇意にしていただいている小林昌良さんを長野へ訪ねたのである。小林さんは57年型シボレー・ベルエアを所有するほか、50年代のギターや家具などアメリカン・ヴィンティッジの収集家である。「古くてもいいものじゃないと価値がない」と、おっしゃる小林さん。最近、長野駅前にフローズン・ヨーグルトの店をオープンした。信州の牧場で作った新鮮なヨーグルトはメチャクチャ旨い。なんと、店内のテーブルはイームズ! イスはブリッツ・ハンセンのセブンチェア! 古くてもいいものを愛する小林さんのこだわりだ。92年型メルセデス・ベンツ300TEも“いいもの”だから、大事に乗っていきたい。

文=荒井寿彦(ENGINE編集部)


■44号車/メルセデス・ベンツ300TE
MERCEDES-BENZ300TE
購入価格:168万円
導入時期:2008年9月
走行距離 3万4570km+11万1012km


2008年にENGINE編集部は「長期テスト44号車」としてメルセデス・ベンツ300TE(1992)を購入。1984年にデビューしたこの124型は「消耗部品をちゃんと交換していけば新車同然の状態で長く使える」と言われた名車で、それを検証すべく連載スタート。購入時の走行距離が3万4000㎞だった44号車は、12年後の2019年に走行距離30万キロを突破し、いまだ現役です。


(ENGINE2011年3月号)

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