【6月4日 Xinhua News】中国山西省(Shanxi)南部の運城市(Yuncheng)では連日気温が30度を超え、運城塩湖の蒸発量が急速に増えたことから、湖全体が色とりどりに染まった。空から見た広大な塩湖はまるで「カラーパレット」のようで、自然が生み出す絶景が人々を魅了している。

 運城塩湖の色は、水に含まれる成分の濃度が変化することで変わるという。例えば、硫酸マグネシウムの濃度が高い湖水は赤色を帯び、硫酸ナトリウムの濃度が高いと黄色に変わる。また、藻類が豊富な湖水は緑色になる。塩湖は世界三大内陸性硫酸ナトリウム塩湖の一つで、山西、陝西(Shaanxi)、河南(Henan)3省にまたがる「黄河ゴールデントライアングル」に位置し、総面積は132平方キロメートル。塩分濃度が中東の「死海」と似ており、人が水面に浮かぶことができることから、「中国の死海」とも呼ばれている。(c)Xinhua News/AFPBB News