【6月4日 CNS】「武漢市2020年緑化工作方案」が先月26日、公開された。中国・湖北省(Hubei)武漢市(Wuhan)は、全国的なエコガーデン都市と国際湿地都市の創設を、コロナ禍後の復興と結びつけ、新しく700ヘクタールの都市緑地を建設すると決めた。うちに30の都市公園の建設、再建、続建に加えて、100の「ポケット公園」を建設。これは武漢史上最大規模の「ポケット公園」の建設に当たる。

 武漢市園林・林業局の関係者によると、市がこの措置を機に、「都市公園緑地に5分間でアクセスサービスサークル」を2年間にわたって建設を開始すると述べた。都市公園と「ポケット公園」の建設により、住宅地の9割以上をカバーし、市民が徒歩5分以内に公園緑地にアクセスできるようになる。

「ポケット公園」とは近年武漢市が提案した新しいコンセプトで、前身は武漢市の「町の小さな緑地」や「街路公園」だ。主に未整備の都市緑地、遊休地、規模は小さいが、人々の一般生活に親しみがあり、利用しやすい公共スペースでもある。例えば、大規模な自然災害が発生した場合、一時的に災害救援テントを建設し、災害救援物資を配布するために利用できる。

「ポケット公園」の面積はだいたい300〜5000平方メートルで、その多くは都市の建設用地の「余剰角」を使用して建設された。場所の選択は柔軟で、建設期間も短く、公園の個性や特徴を作成する上で相当有利だ。統計データによると、2017年以降、武漢市は毎年平均で約40の「ポケット公園」を建設している。今年の「ポケット公園」が完成すれば、武漢市の「ポケット公園」の数は200以上に達する。武漢市民のほとんどは、家から出て5分以内に公園にアクセスできる見込みだ。(c)CNS/JCM/AFPBB News