【6月1日 AFP】イタリアで31日、超軽量動力機が離陸直後に墜落し、乗っていた同国の競泳選手2人が死亡する事故が起こった。

 イタリア水泳連盟(FIN)の発表によれば、死亡したのは22歳のファビオ・ロンビーニ(Fabio Lombini)選手と23歳のジョエーレ・ロッセッティ(Gioele Rossetti)選手で、2人が乗っていた機体はローマから南へ60キロにあるネットゥーノ(Nettuno)のフライトスクールから飛び立った直後に墜落、炎上した。機体はロッセッティ選手が操縦していたようだという。

 連盟は「非常に驚き、衝撃を受けていますが、ご遺族と友人、クラブにお悔やみ申し上げます」とのコメント文を発表した。

 ロンビーニ選手は近くにある国立水泳複合施設で3日間の合宿に参加していた。200メートル自由形が専門で、2017年には台北でのユニバーシアード(2017 Summer Universiade)に出場し、国内選手権は同種目2位に入った。また、デンマーク・コペンハーゲンでの欧州短水路選手権(The 2017 European Short Course Swimming Championships)では決勝に進出した。

 ロッセッティ選手も、ユース年代では国内の有力選手だった。(c)AFP