【5月31日 AFP】インド政府は30日、新型コロナウイルス対策として3月下旬から続けてきた外出制限を、感染者が多い地域を除いて6月上旬から大幅に緩和すると発表した。

 インド内務省によると、制限の緩和は段階的に進め、宗教施設、飲食店、ショッピングモールは6月8日から再開を認める。学校や大学の再開については州当局と協議し、7月に結論を出す見込みだという。全国で行われている夜間外出禁止令は開始時間を2時間遅らせて午後9時からとする。

 一方で、国際航空便、大量輸送機関、映画館、水泳プール、バーは当面の間、営業停止を続ける。先月延期されたクリケットのインディアン・プレミアリーグ(IPL)などのスポーツイベントや、大勢の人が参加する政治・宗教イベントの開催見合わせも続ける。(c)AFP/Simon STURDEE