【5月31日 AFP】ドイツ・ブンデスリーガ1部のバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)に所属する選手が、「今シーズン末」までの給与削減を受け入れ、新型コロナウイルスによる危機を生き抜こうとするクラブを助けることに合意した。ヘルベルト・ハイナー(Herbert Hainer)会長が30日に明かした。

 バイエルンの選手は4月の給与20パーセント削減をすでに受け入れていたが、今回の削減幅は明らかになっていない。会長は独紙ビルト(Bild)に対して「チームが現状を理解し、今シーズン末までの報酬を一部返上することになった。非常に満足だ」とコメントした。

 バイエルンはリーグ戦5試合を残して、2位ボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)に暫定で勝ち点10差をつけて首位を快走しており、リーグ記録を更新する8連覇を視界に捉えている。

 ブンデスリーガ1部は6月27日に終了する予定で、バイエルンは7月4日にドイツカップ(German Cup 2019-20)決勝を戦う可能性もある。欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2019-20)は、チェルシー(Chelsea)との決勝トーナメント1回戦第1戦に3-0で先勝したところで中断しているが、欧州サッカー連盟(UEFA)はまだ大会完了に向けた見通しを発表していない。(c)AFP