【5月30日 AFP】米経済誌「フォーブス(Forbes)」は29日、2020年版の世界で最も稼ぐスポーツ選手を発表し、テニスのロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)が年収1億630万ドル(約115億円、税引き前)で初めて首位に立った。

 テニス界のレジェンドの一人であるフェデラーは、1990年の調査開始以来、テニス選手で初の1位となった。昨年は5位だった。

 フェデラーの1年間の収入は、出場料やスポンサー収入が1億ドル(約108億円)、賞金が630万ドル(約6億8000万円)。

 新型コロナウイルスの大流行により世界各地でスポーツ競技が中止された影響で、上位100人の年収総額は2016年以来初めて減少。前年比9%減の36億ドル(約3900億円)となった。

 2位はサッカーのクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo、ポルトガル)。年俸6000万ドル(約65億円)、スポンサー収入4500万ドル(約48億円)で、総額1億500万ドル(約113億円)だった。

 3位はサッカーのリオネル・メッシ(Lionel Messi、アルゼンチン)で、1億400万ドル(約112億円)。このうちスポンサー収入は3200万ドル(約34億円)だった。

 女子選手では、テニスの大坂なおみ(Naomi Osaka)とセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)がランキング入りした。女性2人のランキング入りは2016年以来。

 大坂は、スポンサー収入3400万ドル(約37億円)を含む3740万ドル(約40億3000万円)で29位。ウィリアムスは、スポンサー収入3200万ドル(約34億円)を含む3600万ドル(約39億円)で33位だった。(c)AFP