【5月28日 AFP】19-20ドイツ・ブンデスリーガ1部は27日、第28節が行われ、RBライプツィヒ(RB Leipzig)はホームでヘルタ・ベルリン(Hertha Berlin)と2-2で引き分け、2位浮上のチャンスを逃した。

 10人での戦いを強いられたライプツィヒのユリアン・ナーゲルスマン(Julian Nagelsmann)監督は、チームの守備について「学生チーム」のようだったと厳しい言葉をかけた。

 相手GKルーネ・ヤーシュタイン(Rune Jarstein)のミスもあって勝ち越しに成功したライプツィヒだったが、ヘルタFWクシシュトフ・ピョンテク(Krzysztof Piatek)にPKを決められ、終盤に同点とされた。

 しかしナーゲルスマン監督は、MFマルコ・グルイッチ(Marko Grujic)をフリーにしてしまい、キックオフからわずか9分でCKから失点を喫したチームに不満を募らせた。

 ナーゲルスマン監督は「立ち上がりこそ良かったが、セットプレーで学生チームのような守りをして先制された」と怒りをあらわにした。

「選手たちはただ何もしなかった。全員が所定の位置についていたのに、彼(グルイッチ)はペナルティーエリア内から足でシュートを打つことができた」

 前回のホームゲームとなったSCフライブルク(SC Freiburg)戦も1-1で引き分けていた中で、指揮官は「ホームでセットプレーから失点するのは2試合連続」と話した。

「これは自分たちを責めなくてはいけない。また勝ち点を挙げられたのはうれしいが、一切満足はしていない」

 この結果、ライプツィヒは3位を維持し、前日に行われた試合で首位バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)に0-1で敗れた2位ボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)とは勝ち点2差となった。天王山を制し、2位とのポイント差を7にまで広げたバイエルンは、8連覇に向けて順調に進んでいる。

 ナーゲルスマン監督は、「きょうは簡単にそれ(勝ち点3)を得られるはずだったが、手にできなかった」と続けた。

 他の試合では、シャルケ04(Schalke04)が残留争いを強いられているフォルトゥナ・デュッセルドルフ(Fortuna Dusseldorf 1895)に1-2で黒星を喫し、これで3連敗となった。昨年12月には3位につけていたシャルケだが、これでリーグ戦で10試合未勝利となり9位に後退した。(c)AFP